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天一国憲法を口実にした統一教の教会憲法の意図と体制批判

17 12月

1. 2008年12月30日に奉呈され、真のお父様が手ずから修正し完成した天一国憲法の行方

真のお父様が「天一国憲法」制定を最初に指示されたのは、52ヵ国から3万5千名余りが参加した中で 2005年4月27日から5月1日まで麗水で開かれた大会[1]の開会式が終わった直後であった[2]

行事が終わった直後、真のお父様は郭錠煥会長に天一国憲法を持って来るよう指示されたが、しかしそれ以前に天一国憲法の制定を指示されたことがなかったため、その場に天一国憲法を持って来ることはできなかった。そこで真のお父様は3日以内に草案を作成して持って来るよう郭会長に指示した。

真のお父様の至厳なる指示に従い天一国憲法の草案作成作業が始まった。この作業には宣教本部、家庭局、成和社などの幾つかの摂理機関の関係者たちが参加した。僅か3日間で憲法草案を作成することは不可能で、約1ヵ月後に草案が完成された[3]。天一国憲法の草案と共に、成和社の作業により憲法解説集であり法律条項の根拠を提示するみ言集も一緒に制作された。

1ヵ月後に草案が作成され、郭錠煥会長が真のお父様にご報告申し上げたが、どういう理由か真のお父様からはそれ以上は天一国憲法制定作業をめぐっては何のみ言もなかった。ただ「家庭盟誓が天一国憲法だ。家庭盟誓が憲法になるようにせよ。家庭盟誓が憲法の基準なので、そのまま反映せよ」というみ言のみを天一国憲法制定の指針かつ方向として郭錠煥会長に語り続けられた。

それから 2008年12月初まで約3年間、真のお父様は天一国憲法草案を持って来るようにとは指示されなかった。唯たまに年に2~3回ほど訓読会で真のお父様は郭錠煥会長に上述のみ言のみを繰り返され、「家庭盟誓が憲法だ。家庭盟誓が憲法にそのまま溶け込むようにせよ」と語られた。

2008年12月初旬にお父様は天一国憲法の草案を求められた。そうしながら以前には下されなかった新しい追加の指針と方向を郭錠煥会長に語られた。「天一国憲法には堕落、復帰、救援、罪悪といったことが一切入ってはならない。その影すらないようにせよ。天一国憲法は創造本然の秩序である。もし現実的に復帰や救援摂理の為に手続きや組織が必要だったら、それは全て付則の経過措置で処理せよ」と語られた。

このみ言に従い 2005年6月に作成された天一国憲法の草案は大幅に修正された。救援や復帰と関連した過程摂理と摂理機関は全て付則の経過措置条項に編入させ、「家庭盟誓」が志向する方向に沿って天一国の体制と法的秩序を構成しようとした。

真のお父様から天一国憲法草案を持って来いとの指示があって 2008年12月30日に憲法草案が奉呈された。その後、真のお父様は訓読会で、たまに「天一国憲法の草案が完成したが、草案の分量があまりにも多い[4]」と語られた。郭錠煥会長は「天正宮で真のお父様が 12月30日に奉呈された憲法草案を几帳面に検討しながらサインペンで修正するのを見た」と 語った。

当時、天正宮の某人物から、「PK、KJ、文亨進世界会長などが 12月30日に奉呈された天一国憲法草案を見たが、彼らはこの草案がもし頒布・施行されれば、統一教会は郭錠煥とその一家のものになると自分たち同士で言っていた」といった言葉が聞かれた。

2008年12月30日に奉呈され、真のお父様がサインペンで几帳面に修正し、み言選集にも 2009年初めに「天一国憲法が完成された」とのみ言があるが、しかし真のお父様が直接携わった天一国憲法草案は今その行方が明確でない。

当時 2008年12月30日に奉呈された天一国憲法の草案を天正宮で見た PK、KJ、文亨進世界会長の中で、現在まで統一教の核心権力の座に残っている人物は金孝律が唯一だ。

去る 2013年7月12日に鮮文大では前・現職牧会者たちを対象とした第4次「天一国憲法制定の為の公聴会」があった。この日、金孝律は「黄善祚会長が協会長であった 2005年に天一国憲法草案が一度成文化された[5]。この憲法草案を多く参考にして 2013年の天一国憲法草案を作った」と言ったが、そう言いながらも 2008年12月30日に真のお父様に奉呈された憲法草案については全く言及しなかった。

金孝律は 2008年12月に奉呈された憲法草案を知っていた。み言選集にも彼が知っていたことを立証することができる真のお父様のみ言がある。

「・・・・孝律が、憲法草案について知っているのか。(見ていませんが、み言は聞きました)君が見るとは何ごとか、私が見るべきだろう。2013年1月13日が終わった直後から、その法どおりに生きなければなりません。多くのことを語ったが、法どおりできない人は離れていく」(609-199~200、2009.3.10)

それでは金孝律は何故 2008年12月に奉呈され、真のお父様が手ずから修正までなさった天一国憲法の存在を隠しているのだろうか。

 

2.統一教教権勢力が独占する打ち出の小槌、「最高委員会」の正体

統一教の現教権勢力[6]は 2008年12月30日に奉呈され、真のお父様がサインペンで几帳面に修正し、真のお父様が直接手がけられた天一国憲法の草案の存在を隠蔽している。金孝律を含めた教権勢力は何故、どういう意図で2008年に真のお父様が手ずから作成した草案を隠し、2013年に新しく天一国憲法の制定を試みているか。

去る8月23日の真のお父様聖和1周年に奉献された統一教の天一国憲法草案は来年 2014年1月13日(天暦)の基元節1周年記念式で頒布・施行されることになっている。これまで言われているところによると、現在教権勢力が最も関心を持っていることは「最高委員会」の安着だと言う。統一教の教権勢力は「現実的に天一国憲法に出ている全ての組織と機構を全て運営し具現することは難しいので、まず「最高委員会」は必ず来年の基元節1周年を期して安着させなければならない」と言っているとのことである。

そうであるなら、「最高委員会」が一体何の理由で教権勢力はこの組織の安着を最優先の仕事として力点を置いているのだろうか。この最高委員会の正体が分かれば、統一教の教権勢力の意図と陰謀が分かるはずである。2008年12月30日に奉呈され、真のお父様が手ずから修正して完成した天一国憲法を隠蔽している理由も分かるであろう。彼らが天一国憲法を口実に制定を推進している統一教の教会憲法草案の随所に記述されている真のお母様神格化、男女平等の理念を主張する真意を知ることができるであろう。

 

 (1) 教権勢力が提示する最高委員会存立の諸根拠

先ず統一教の教権勢力が 2014年1月13日(天暦)の基元節[7]までに「最優先的に安着」させようとしている「最高委員会」という組織が如何なる根拠から登場したのか調べよう。

果して真のお父様のみ言と摂理から見て原理的に存立の根拠があるのだろうか。2005年から 2008年まで天一国憲法の制定を指示しながら語られ続けた「家庭盟誓が即ち憲法だから、家庭盟誓が憲法になるようにせよ」とのみ言の基準から見て適切なのだろうか。または、真のお父様のみ言選集に何回も出てくる「平和神経、家庭盟誓が憲法草案だ」というみ言にその根拠があるのだろうか。

去る 2013年7月12日に鮮文大で前・現職牧会者たちを対象とした「天一国憲法制定の為の公聴会」の参席者たちに配布された「天一国憲法公聴会資料集」[8]で統一教の教権勢力は「最高委員会」存立の根拠を次の真のお父様のみ言により提示している。

「世界平和統一 UPIは中央委員会、大陸委員会、国家委員会を作って運営する[9]

このみ言は彼らが主張するように「最高委員会」存立の根拠を提示するみ言ではない。寧ろ真のお父様が天一国は三権分立(立法、司法、行政)ではなく五権分立(立法、司法、行政、言論、銀行)体制であると語られたみ言の中で「言論」の存立根拠を提示したみ言だと見るべきである。

「肺、心臓、胃[五権]が末梢神経[最高委員会]を通じて伝達する頭脳[神様、真の父母]の命令に従い、互いに円満な授受作用を維持するように、理想社会は立法、司法、行政[五権]もキリストを中心とした聖徒たち[最高委員会]を通じて伝達される神様の命令[神様、 真の父母]によって、互いに原理的な授受関係を結ばなければならない[10]

実に破廉恥にして融通の利かない根拠提示である。「最優先的に安着」させようとする「最高委員会」の原理的で摂理的な存立根拠を見出す為に彼らがどれほど血眼になっているか、その断面を見せてくれているのだ。[ ](括弧)をつけて最高委員会の根拠と称している「末梢神経」、「聖徒たち」は彼らが主張するように[最高委員会]ではない。『原理講論』によると、[政党]を意図しているのである[11]。摂理的に見ると、家庭堂摂理の根拠となるみ言である[12]

2013年現在、統一教の天一国憲法草案が多く参考にしたという 2005年の天一国憲法草案、そして 2008年12月30日に真のお父様に奉呈された憲法草案には「最高委員会」という憲法機構があったのかというと、そういう組織は全くなかった。

2005年の天一国憲法草案は、前文、総綱、真の神様、真の父母様、真の家庭と真の子女様、国民、三権(立法、司法、行政)・・・・から構成されている。

2008年の天一国憲法草案、前文、家庭盟誓、総綱、真の神様、真の父母様と天一国国王、真の家庭と真の子女様、分捧王、祝福家庭、天一国国民の権利と義務、訓読会とその連合、五権(立法、司法、行政、言論、銀行)・・・・から構成されている。

2005年の草案にも 2008年の草案にも「最高委員会」という憲法機構は見当たらない。教権勢力が制定を推進している統一教の天一国憲法草案は、前文、家庭盟誓、総綱、天一国国民、最高委員会、五権(立法、司法、行政、言論、銀行)・・・・から構成されている[13]

 

 (2) 統一教の天一国憲法には「真の父母様の家庭」だけあって「真の家庭」はない。

2005年と2008年の草案では「真の神様、真の父母様、真の家庭」が連結されて叙述されているが、2013年の統一教天一国憲法草案では「真の神様、真の父母様」と「真の父母様の家庭」が分離されている。

2013年の統一教憲法草案では「真の家庭」という摂理的な用語が唯の一字も見当たらない。勿論「真の子女」という用語もない。「真の家庭」の代わりに「真の父母様の家庭」という用語のみが使われている。「真の父母様の家庭」は「神様、真の父母様、真の父母様の家庭」の三代圏に含まれず「第2章.天一国国民」の中に含まれ、「神様、真の父母様」は「総綱」の中に含まれている。

「統一教の教権勢力が制定を推進している天一国憲法」(以下「統一教天一国憲法」)は憲法では勿論、下位施行法においてさえ徹底的に真の家庭と真の子女様を排除している。摂理的で原理的な概念語である「真の家庭」という用語を使わず、「真の父母様の家庭」と表記している。

原理的に「真の家庭」は神様の創造目的の根本基台、創造理想を完成した三代圏モデル的理想家庭、本然の血統圏、真の愛・真の生命・真の血統の根、四大心情圏と三大王権と皇族圏のモデル理想家庭、全ての祝福家庭の中心となる家庭を意味する。真のお父様は、『文鮮明先生み言選集』を含めた八大教材教本においても公式的な行事でもいつも「真の家庭」と語られた。八大教材教本の中には『天国を開く門、真の家庭』もある。

教権勢力は統一教天一国憲法の前文と総綱において「真の父母様とは文鮮明・韓鶴子ご夫妻である[14]」と規定している。前文と総綱でのこの規定によれば、統一教の天一国憲法上に明示されている「真の父母様の家庭」は文鮮明・韓鶴子ご夫妻の家庭に極限されるのである。

「真の家庭」という摂理的で原理的な用語の代りに「文鮮明・韓鶴子」ご夫妻の家庭を意味する「真の父母様の家庭」という用語に彼らが執着している理由については、この論文の後半部分で説明することにしよう。

2013年の憲法草案とその施行法を見ると、終始一貫して神様、真の父母様、真の子女様から構成された真の家庭三代圏を中心とした根本原理が見られない。寧ろそれを回避し排除しようとする様々な意図が憲法草案と施行法全体に現われている。

統一教天一国憲法の全体構成について見てみると、2013年に教権勢力によって制定されている憲法では、 2005年と2008年の憲法草案の「真の家庭」の所に「最高委員会」を入れていることが分かる。「真の家庭」がなければならない箇所を「最高委員会」が占めているのである。

 

 (3) 全ての制度の上に君臨する独裁機構、最高委員会

天一国憲法公聴会資料集において「最高委員会」は「神様、真の父母様」と五権(立法、司法、行政、言論、銀行)を連結する「末梢神経」、「聖徒たち」であることを自任している。前にも敍述した『原理講論』に出ているこの末梢神経に当る聖徒たちは政党の機能を指すものであった。統一教の教権勢力は政党の機能を説明する「末梢神経」や「聖徒たち」というこの用語を勝手に「最高委員会」に付与したのである。

「聖徒たち」は天一国時代では天一国国民(厳密には天一国主人である祝福中心家庭)に当たるが、天一国国民全体の意思を代理する代議機構即ち立法機構として[15] 天議会(立法機構、国会に該当)が堂々とあるにも関わらず、聖徒たちの機構であることを「最高委員会」はまたもや自任している。

教権勢力が天一国憲法を口実に作成した統一教教会憲法において「最高委員会」が一体どのような機能と権限を行使しているのか、関心を抱かざるを得ない。

 

第3章 天一国最高委員会

第30条(審議・議決事項)

天一国最高委員会は次の各号を審議及び議決する。

1.真の父母様の指示の履行に関する事項

2.天一国の正体性と理念に関する事項

3.天一国国民の権利と義務と信仰に関する事項

4.天政院、天議会、天法院、天財院、天公院が上程した事項

5.天一国憲法の改定に関する事項

6.その他に憲法と法律が定める事項

 

先ず最高委員会は五権から上程される法律、政策、人事、財政に関する全ての事項が真の父母様(実質的には真のお母様)に上達される前に全てを審議し決定することができる[16]

天一国国民の代議機構である天議会で議員 210人が満場一致で法律を通過させても、13人の最高委員が反対すれば否決される。彼らが制定を推進している統一教天一国憲法第10条(主権)において「天一国の主権は神様と真の父母様に起因し、天一国国民を通じて実現される[17]」と記述されているが、実際には天一国の主権は天一国国民ではなく最高委員会を通じて実現されるのである。

最高委員会が不順な意図で真の父母様を五権と天一国の国民[18]から分離・疎外・孤立させようとすれば、五権と天一国国民から神様-真の父母様に上逹される全ての法律、政策 、請願、訴訟などを否決させてしまえばよい。人間の人体で比喩すれば、末梢神経[最高委員会]の麻痺により全ての四肢白体[天一国国民]は頭脳[神様、真の父母様]と授受作用ができなくなり、結局は植物人間に転落するのである。

第二に最高委員会を先頭に立てた統一教の教権勢力は天一国のアイデンティティと理念に関する事項も審議して議決することができる。

天一国(厳密に言えば統一教)のアイデンティティと理念とは、信仰、教理、根本原理などを言っている。統一教の教権勢力は真のお父様が最後の遺言として、天一国が実現されるその日まで永遠に掴んでいくようにと、最後に神様の前に奉献までされた八大教材教本を毀損し不正に削除し歪曲してきた。そういう彼らに統一教天一国憲法は合法的にアイデンティティと理念を改ざん、操作、削除、歪曲、否定することができる権限を手に握れるようにしたのである。これから彼らはいつでも彼らの便宜に従って真のお父様のみ言、原理、思想に手出しできるようになるのだ。

第三に天一国国民の権利と義務と信仰に関する事項も最高委員会の審議と議決事項に含まれている[19]

前にも述べたように、統一教の天一国国民には「真の父母様の家庭」と「祝福家庭」が共に含まれている。

「真の父母様の家庭」と「祝福家庭」の霊的、信仰的生死与奪権はこれから最高委員会 13人の手中に握られることになるわけである。

真のお父様は「家庭盟誓が即ち憲法となるようにせよ」と語られた。そのみ言の基準に従うと、家庭盟誓の第4節には「・・・・天宙大家族を形成し、自由と平和と統一と幸福の世界を完成することをお誓いします」とある。家庭盟誓の第4節は、天一国国民の自由と平和と統一と幸福の権利を保障している。大韓民国憲法や最近の国連の趨勢も家庭盟誓の第4節が提示する人間の基本権を忠実に反映している。

統一教の教権勢力が推進している統一教の天一国憲法はそういう基本権さえまともに具現できずにいる。天一国国民である「真の父母様の家庭」と「祝福家庭」の権利は世俗法よりも出来が悪く、形式的に処理されている。

その反面、神格化された真の父母様(実際には真のお母様)の指示と命令とみ言で包み込み、無条件的な絶対服従を天一国国民である「真の父母様の家庭」と「祝福家庭」に要求している。更に「真の父母様の家庭」の子女たちと後孫たちは自分たちの価値を認められたいのであれば、真の父母様に絶対服従しなければならないということである。真の愛、真の生命、真の血統よりも、よく話しを聞いて素直に従うことがより重要な集団だという訳である。

 

第2章 天一国国民

第2節 真の父母様の家庭と祝福家庭

第21条(真の父母様の家庭)

1.真の父母様の家庭は真の父母様の後孫とその配偶者である。

2.真の父母様の家庭は真の父母様との絶対信仰・絶対愛・絶対服従の関係性により価値を持つ。

第22条(真の父母様の家庭の義務)

1.真の父母様の家庭は真の父母様の伝統を相続し、これを継承する為の侍る生活をしなければならない。

2.真の父母様の家庭は模範的な品格を備えなければならず、真の父母様のみ言に順従する生を生きなければならない。

第24条(祝福家庭の義務)

1.祝福家庭は真の父母様の伝統を相続し、これを継承する為の侍る生活をしなければならない。

2.祝福家庭は模範的な品格を備えなければならず、真の父母様のみ言による絶対信仰・絶対愛・絶対服従の生を生きなければならない。

3.祝福家庭は真の父母様の家庭を尊敬して保護する義務がある。

 

このような神様と真の父母様に対する絶対服従も実際のところ結局は教権勢力を分け合って所有することになる 13人の最高委員会が独占することになるのである。

第四に、最高委員会は憲法と法律をいつでも改定することができる。

勿論、統一教の教権勢力は真の父母様の許可がなければ憲法と法律の改定はできないと言うかも知れない。立法府である天議会があり、行政府である天政院があるのに、どうして最高委員会が勝手に憲法と法律を改定することができるのかと反問するであろう。

天一国憲法を仮装した統一教教会憲法の全体的な構成と政策決定の過程を総合的によく調べてみると、これらがどれほど真の父母様(真のお母様)と祝福家庭を欺瞞しているのかを知ることができる。

また、真の家庭と真の子女様を排除して、結局は少数の教権勢力が真の父母様と祝福家庭が築いた有無型の全ての資産と基盤を如何にして根こそぎ独占しようとしているのかを知らされることになろう。

結論から言うと、五権分立機構は虚像に過ぎない。この五権機構は最高委員会の下にある召使機構に過ぎない。最高委員会 13人は 五権の政策・意思・人事 •財政、甚だしくは天一国国民の信仰と権利と義務、そして天一国のアイデンティティを規定する理念と憲法に関する全ての決定権を一手に握っている。

このような主張に対し統一教の教権勢力は次のように主張するであろう。

「四肢百体に該当する五権機構と天一国国民を頭脳に該当する神様と真の父母様と連結する末梢神経の役割を最高委員会がすることは事実である。五権と天一国国民から神様と真の父母様に上逹される全ての法律・政策・意思・請願、憲法と法律の改定に関する事項を最高委員会が審議議決するが、結局のところ始めと終りは全て真の父母様が決定する」

と。

(4) 真の父母様の事故遭遇時、真の父母様の全ての権限を代行する最高委員会

第3章 天一国最高委員会

第33条(権限代行)

真の父母様の事故遭遇時には委員長を中心とした天一国最高委員会が憲法と法律が定めるところによって真の父母様の権限を代行する。

真の父母様(実質的には真のお母様)の事故遭遇時に如何なる権限を最高委員会が代行するのかを知る為には、天一国憲法を口実に制定されている統一教の教会憲法が真の父母様に保障している権限が何なのかを調べなければならない。

統一教の天一国憲法上に現われている真の父母様は実質的に天一国の全ての有無形の資産についての所有権者である。人事、財政、政策、意思、憲法と法律の改定、理念、信仰、 権利と義務に関する一切の事項に対する最初の、そして最終的な決定権を持っている。

先ず天一国の国事に関する最終的な決定権を持つ。

 

第1章 総綱

第2節 真の父母様

第6条(国事に関する権限)

1.真の父母様は天一国の国事に関する最終決定権を持つ。

2.真の父母様は必要な場合に限り国事に関する権限を委任することができる。

 

この国事に関する最終的な決定権には五権の首長と最高委員会委員に対する任命と解任を含めた主要人事上の最終的な決定権、財政、憲法と法律の制定と改定、信仰、教理などの根本的な事案から天一国の全ての国事に対する最終的な決定権を持っている。

第二に真の父母様だけが祝福権を持つ。

 

第1章 総綱

第2節 真の父母様

第7条(祝福結婚に関する権限)

1.真の父母様だけが祝福結婚の権限を持つ。

2.真の父母様は必要な場合に限り祝福結婚の権限を委任することができる。

 

真のお父様は生前に既に祝福権を祝福家庭と真の家庭の真の子女様に相続して下さった[20]。天一国憲法である家庭盟誓の第6節にもこの内容が明示されている。「神様と真の父母様の代身家庭として天運を動かす家庭になり天の祝福を周辺に連結させる家庭・・・・」

それにも関わらず統一教の教権勢力は真のお父様のみ言と天の摂理には気にも留めず、祝福家庭に相続させた祝福権を再び真の父母様(実質的に真のお母様)の独占的な特権に帰属させている。

第三に天一国の主権者である。

 

第1章 総綱

第3節 天一国

第10条(主権)

1.天一国の主権は神様と真の父母様に起因する。

2.天一国の主権は天一国国民を通じて実現される。

 

真のお父様は、「天一国の主人は神様であり、神様が祝福家庭に相続させて下さった」と語られた。その内容が家庭盟誓の各節に「天一国の主人、私たちの家庭は・・・・」と明示されている。それでも彼らは天一国主権の所在を神様と真の父母様に限定している。そのうえで、天一国国民を通じて実現するという、分かるようで分からない条項を含ませている。それは即ち主権者は神様と真の父母様であるが、その現実的な実現は天一国国民がするということに他ならない。結局、主権は祝福家庭にはないということである。これも神様と真の父母様が宣布したみ言と摂理に合致せず、天一国憲法である家庭盟誓や平和神経とも合わないのである。

第四に、天一国の全ての公的資産の持ち主である。

 

第1章 総綱

第3節 天一国

第13条(公的資産)

1.天一国の全ての公的資産は神様と真の父母様に属する。

2.天一国の全ての公的資産に対する権利関係の変動は真の父母様の事前承認を要する[21]

 

去る8月23日に挙行された真のお父様聖和1周年の行事において天一国憲法と共に天一国の公的資産白書を奉献した意図を窺わせる条項だ。

統一教の教権勢力は真の父母様(真のお母様)の聖和以後に起きるかも知れない分裂と内部紛争により資産の所有権をめぐる法的訴訟が発生した場合に備える緻密さを示している。

このように統一教の天一国憲法に明示し、その公的資産を白書化し、全体が見る公式行事で真の父母様(真のお母様)の前に奉献する諸儀式を通じて法的所有を主張することができる諸根拠を教権勢力は一つずつ残しているのである。

特に彼らが意識していることは「清平財団」と「真の子女様」なのだ。

上に列挙した天一国の国事に関する最終的な決定権、天一国が所有している全ての無形資産(主権、祝福権など)と有形資産(公的資産)は真の父母様の権限により付与している。その権限は真の父母様(真のお母様)の事故遭遇時に丸ごと最高委員会が権限を代行することになっている。

表現や名目は権限代行だが、実際は統一教の教権勢力の既得権を代弁する13人が天一国憲法を口実に制定した統一教の教会憲法に根拠を置きながら真の父母様と祝福家庭が培ってきた全ての資産と基盤を真の家庭と真の子女様を排除したままで合法的に占有しようとする略奪行為に過ぎないのである。

それは2014年1月13日(天暦)の基元節行事での頒布施行を目標として準備中の施行法律「天一国最高委員会運営に関する法律」を見れば、彼らの隠された意図を読み取ることができる。

 

天一国の最高委員会の運営に関する法律

第4章 真の父母様の権限代行

第22条(真の父母様事故遭遇時)

1.次の場合を真の父母様の事故遭遇時とする。

(1)聖和;

(2)心神喪失[22]

(3)真の父母様の直接的な権限委譲

2.真の父母様の事故遭遇の確定は、最高委員会の委員全員が参加する臨時会議の議決を経て最終的に行われる。

第23条(事故遭遇事項の公表)

真の父母様の事故遭遇事項は直ちに天一国国民に公布される。

第24条(権限代行)

1.真の父母様の事故遭遇事項の公布と同時に最高委員会は臨時会議を召集し、天一国憲法第11章の改定で、真の父母様の権限代行体制の為の憲法及び関連法律の改定を進行する。

2.最高委員会の権限代行体制は改定された憲法と関連法律が公布された直後に施行される。

 

この施行法によると、真の父母様の事故遭遇如何を最高委員会 13人が最終確定する。「第22条(真の父母様事故遭遇)」の聖和や真の父母様の直接的な権限委譲の場合には、事故遭遇を確定する必要すらない事案であるが、問題は「心神喪失」に関する部分である。

この施行法の作成者が付記した脚注によると、「心神喪失とは:(法律用語辞書)心神障害によって事物を弁別する能力が失われたり意思を決める能力がない状態を言う・・・・」とある。

真の父母様(特に真のお母様)の容態に異変が生じれば、心神喪失として報告され、真の父母様の事故遭遇の確定を 13人の最高委員が行うことになるのだ。

これによって 13人は真の父母様の事故遭遇の与奪圏まで手中に収めることになる。聖和なさる前の数年間に見せられた真のお父様の容態のような状況や、真のお母様が病院に入院なさって意識を失うような状況になった場合、心神喪失状態と見て真の父母様の事故遭遇如何を 13人の彼らが決めるのである。

彼らは確定判定することに留まらず、事故遭遇を天一国国民に公布した後、すぐに憲法と法律の改定作業を経て最高委員会による権限代行体制を取ることになる。

真の家庭の三代圏を中心とした血統承継ではない、統一教の教権勢力の内部で主張しているように、弟子たちを中心とした法統承継体制が成立するのだ。彼らが現在最高優先順位に置いて推進している「最高委員会」は来る 2014年1月13日(天暦)に安着し、真の父母様(真のお母様)が心神喪失状態に陷り 13人によって事故遭遇確定の宣告を受けた日に完成するのである。

 

(5) 最高委員会の委員長は真の父母様の家庭の真の子女なので、

  最高委員会は即ち真の父母様の家庭に帰属?

統一教教権勢力或いは天一国憲法「第3章 天一国最高委員会、第27条(委員長、副委員長) 1.天一国最高委員会の委員長は真の父母様の家庭の中から真の父母様が任命し、天政院の世界会長職を兼ねる[23]」という条項を根拠にして、結局、最高委員会の委員長は「真の父母様の家庭」の真の子女様の中のお一方がされることになっている。最高委員会は委員長が率いているので、結局は最高委員会は「真の父母様の家庭」の真の子女様が主管するようになっていると反駁するかも知れない。

統一教の教権勢力が巧みに制定している天一国憲法と、その下位法である施行法によれば、最高委員会は決して真の子女様も委員長も主管することができないことになっている。委員長である真の子女様は 13人の委員の中の一人に過ぎない。

「真の父母様の家庭」の真の子女様が引き受けるようになる最高委員会の委員長の権限は、(1)「天政院の世界会長職を兼ねる[24]」; (2)「世界会長は天政院の首班として全ての行政機関、諮問機関、摂理機関を指揮及び監督する[25]」; (3)「天一国最高委員会運営に関する法律」によれば「委員長は最高委員会を代表し、会議を召集及び主宰し、業務を統括し、事務局及びその他の所属公職者の任命権を持つ。但し、事務局長の任免は最高委員会の決議を得なければならない[26]

上記内容を整理してみると、真の子女様(統一教の天一国憲法には「真の父母様の家庭」と明示されている)が引き受けるようになる最高委員会の委員長の権限は行政省格である天政院の世界会長と同時に天政院の首班である。そして最高委員会を代表して業務を統括する。

このような条項だけ見て、真の父母様の家庭の真の子女様が実質的に最高委員会を主管するのだと思ったら計算違いである。

先ず統一教の天一国憲法において最高委員会の委員長は天一国の首班ではなく、天政院の首班に過ぎない。即ち天一国を代表しているのではなく、行政府のみを代表するのである。真の父母様(真のお母様)生前には天一国を万王の王である真の父母様が代表するが、事故遭遇時に誰が代表するのかに対する何らの条項も見当らない。

第二に、真の父母様の事故遭遇以後、最高委員会が権力代行機構として真の父母様の権限を全て委任されるようになったら、最高委員会とその首長である委員長が実質的に天一国を代表するようになる。それにも関わらず教権勢力が制定している憲法には委員長に如何なる権限も許容していない。

大韓民国憲法の例を挙げると、大統領に対する選出方式、権限と責任だけでも 20ヶ条にわたって列挙されている。教権勢力が参考にしたという世界各国の皇室の憲法にも国王の選出方式と権限と責任に関する事項が重みを持たせて記述されている。

統一教の天一国憲法では最高委員会の委員長が天政院の首班であると同時に世界会長であり、最高委員会の実務を統轄するという簡単な項目のみが列挙されているだけである。そのうえに事務局長の任命権も委員長の職権ではなく、最高委員会の決定を得なければならないのであるが、それこそ正に名目上の委員長であって、真の子女様である委員長は 13人の最高委員の一人に過ぎないのだ。

もし最高委員会委員長が実質的な権限を持って天一国を代表するものであるなら、それにあった選出方式、権限と責任が詳細に別途の章をつくって明示されなければならない。

そのうえに現在、彼らが最高委員会の委員長と同時に天政院の世界会長に委嘱している文亨進世界会長は家族全員を連れて米国に行ってしまわれた。それに伴い教権勢力が制定している天一国憲法では、委員長が止むを得ない事由で職務を遂行することができない場合には副委員長がその職務を代行することになっている。

教権勢力が制定している天一国憲法が「真の父母様の家庭」の真の子女様に配慮しているのはせいぜい最高委員会の委員長職が全てだ。天一国憲法とその施行法の全般にわたって、「真の父母様の家庭」と真の子女様には如何なる権限もない。徹底的に排除されている。

義務だけがあって権限はない。第21条(真の父母様の家庭)、第22条(真の父母様の家庭の義務)条項が[27]「真の父母様の家庭」に対する規定と義務の全てである。「真の父母様の家庭」と真の子女様には摂理の縦的中心として、血統を中心とした継承者、相続者としての如何なる権限も明示されていていない。

天一国憲法の実状がこうなのに、真の父母様の事故遭遇時に天一国を実質的に代表し統治するのが「真の父母様の家庭」の真の子女様などと言えるものだろうか。

 

 (6) 真の父母様の事故遭遇時には最高委員会自体が神様であり真の父母様

天一国最高委員会は 13人で構成される[28]。これらの中で5人(五権の首長たち)は充て職として真の父母様が任命する。残り8人のうち、一部は任命職として真の父母様が任命し、残りの委員[29]は立法府であり天一国国民の代議機構である天議会から委員候補を多数選出し、その候補の中から真の父母様が選んで任命する。結局、最高委員 13人の中で天一国国民が選出することができる最高委員の数はせいぜい2、3人に過ぎないのである。

実質的に最高委員の任命権は真の父母様にある。ところで真の父母様の事故遭遇時には誰がこの最高委員たちを任命するのか。天一国憲法どおりにするなら、全ての権限を最高委員会が代行するようになる。結局は最高委員会の委員たちが満場一致または 10人以上の同意で最高委員自身を任命するようになるのだ。

現在、憲法上ではその任期が4年で、3回まで重任することができ、12年以上、即ち3回を超えては重任ができなくなっている。しかし、この任期制限も問題にはなり得ない。真の父母様の事故遭遇時に全ての権限を代行する最高委員会は憲法と法律を改定してしまえばよい。

真の父母様事故遭遇時には最高委員会それ自体が真の父母様の実体になるのであって、「真の父母様の家庭」や真の子女様ではない。最高委員会が生きている神様であり真の父母様になるわけだ。

五権(天政院、天議会、天法院、天財院、天公院)による最高委員会の牽制や弾劾も不可能だ。統一教の天一国憲法によると、天一国国民の代議機構である天議会の議員は 210人である[30]

210人は充て職の議員、選出職議員、氏族メシヤ議員から構成される。充て職議員は193ヵ国の国家会長と国家メシヤの代表たちから構成され、彼らは真の父母様が任命するが[31]、真の父母様事故遭遇時には最高委員会が任命することになる。193ヵ国の代表たちだけでも 210人の議員の大部分が補充される。その残りの議員が何人になるかは分からないが、選出職委員と氏族メシヤ議員も複数の候補たちの中から真の父母様が任命することになっている。これも真の父母様事故遭遇時には最高委員会がその権限を代行することになる。

真の父母様事故遭遇時にその権限を代行する最高委員会は、五権の首長、最高委員会委員、天議会議員 210人、193ヵ国の大陸会長、国家会長、国家メシヤを皆に任命することができるようになる。 反対に全て解任もできる。

さらに重要なことは、最高委員会の委員長に対する任命と解任も真の父母様の権限なので、真の父母様事故遭遇時には最高委員会がその権限を行使し、「真の父母様の家庭」の真の子女様の委員長もいつでも必要ならば、任命したり解任することができるようになる。

真の父母様事故遭遇時には最高委員会は正に生きている神様であり真の父母様なのである。「真の父母様の家庭」の真の子女様や後孫といった血統が重要ではなく、誰が最高委員会を掌握するカリスマを持っているのかが重要なのだ。最高委員の数を多く確保したリーダーが実質的に天一国の主人になり中心になって、神様や真の父母様気取りの振る舞いさえできるようになっている。

3回の重任、12年制限の任期が面倒なら、憲法と法律を改定すればよい。最高委員会の委員長が必ずしも「真の父母様の家庭」の子孫になる必要がないと判断されれば、いつでも憲法と法律を変えることができる。甚だしくは彼らは天一国のアイデンティティ、教理、真理体系、信仰、天一国国民の権利と義務までも改定できる権力を持つことができるようにもなる。

この憲法体制下では天一国主人である祝福家庭も最高委員会という名札を先立てて法統承継を叫ぶ小数の教権勢力の奴隷であり下僕に過ぎない。神様と真の父母様と真の子女様に繋がる真の家庭三代圏を中心とした真の愛と真の生命と真の血統による継承と相続もないのである。

 

3.天一国憲法を口実にした統一教の教会憲法による法統承継の安着

(1) 真のお母様の神格化

鮮文大の呉澤龍は 2010年6月19日に米国ラスベガスで「真のお父様と真のお母様が最終一体を完成完結完了したという事実を天の前に奉献なさった。これ以後、真のお父様と真のお母様は一心一体一念一核一和を成し遂げられた。その時からお二人は同位同等同格になられた」と主張する。

続いて 2010年6月26日にラスベガスで宣布された「天地人真の父母定着実体み言宣布大会」で無形の天宙真の父母様、有形の天地真の父母様が三位一体を成して合成一体化し、天地人真の父母様になったと呉澤龍は主張する。

「天基3年天暦1月1日(陽暦 2012年1月23日)に挙行される「天地人真の父母様聖婚式」を通じて真のお母様は「神様の夫人の座」に上られることになる[32]

彼は天地人真の父母様として合成一体化した以後、神様の中に真のお父様と真のお母様が、真のお父様の中に神様と真のお母様、そして真のお母様の中に神様と真のお父様がいらっしゃると主張する[33]

呉澤龍はこれらの諸教説を 2010年以後最近まで統一世界に掲載し続けており、真のお母様の生誕70周年を記念して文亨進世界会長の主導で編纂した『真のお母様生涯路程』で集大成した。

呉澤龍とは違う観点から、鮮文大の金ハンジェと彼の弟子文ソニョンは『真のお母様生涯路程』に「真の父母神論、真の父母メシヤ論、真の母神論、真の母メシヤ論」というタイトルで諸論文を掲載している[34]

金ハンジェと文ソニョンは「父なる神の実体であるメシヤとして降臨された方は真のお父様であり、母なる神の実体であるメシヤとして降臨された方が真のお母様だ」と主張した。

彼らが主張する真のお母様神論、真のお母様メシヤ論は女性神学、またはフェミニズム神学の影響を受けたものと思われる[35]。現在、金ハンジェと文ソニョンは統一教の天一国憲法とその下位施行法律を制定する法制委員として活動している。彼らが金孝律の指示を受けて実質的に憲法と主要施行法を執筆している。

金ハンジェと文ソニョンが追い求める理念は、統一教憲法と施行法律の随所に反映されている。 彼らが金孝律の指針を受けて憲法と法律に反映している代表的な理念は、法統承継論と男女平等論、即ち両性平等論である。

両性平等論は統一教の天一国憲法の前文に含まれており[36]、法統承継論は最高委員会を通して安着できるようにしている。彼らが前文に含ませた男女平等論は実際は女性主義者やフェミニストたちが主張する両性平等論に他ならない。フェミニストたちの両性平等論は性解放運動、性政治運動、フリーセックス、同性愛、同性愛結婚、第3の性運動にまで多様な次元で拡散している。女性神学もフェミニズムの視覚で聖書と神学を解釈したものである。

『真のお母様生涯路程』に掲載されている金ハンジェと文ソニョンの共同論文を見てみると、 彼らが女性神学に深く傾倒しており、その観点から「真のお母様神論、真のお母様メシヤ論」を主張していることが分かる。

団体や国家の憲法の前文には、その集団が存在するようになった歴史、根本理念、具現しようとする理想が盛り込まれている。彼らが前文にフェミニズムの影響を受けた男女平等論(実際は両性平等論)を含めたことは2つの意図を内包しているものと見られる。

第一は、真のお母様を神様と真のお父様と同位同等同格に持ち上げる為の布石だ。

第二には、統一原理と本体論の根本である真の家庭三代圏を中心とした真の血統、即ち 「本然の血統と連結された・・・・」継承と相続を否定し、法統承継の為の教理的な契機を提供する為だったように見える。

呉澤龍は「真の父母様最終一体完成完結完了」を通して真のお母様は真のお父様と同位同等同格の位置に立たれ、「天地人真の父母定着実体み言宣布大会」と「天地人真の父母様聖婚式」で真のお母様の中に神様と真のお父様がいらっしゃるようになり、真のお母様がなさる全てのみ言や指示は即ち神様と真のお父様のものだと主張する。

呉澤龍とは違うアプローチであるが、金ハンジェと文ソニョンは女性神学、即ちフェミニズム神学を以って神様と真の父母様を解釈し、結局は真のお母様は母神の実体であるメシヤとしてこの地へ来られたお方という結論を導出している。即ちお父様もメシヤだが、お母様もメシヤだというのだ。

呉澤龍、金ハンジェ、文ソニョンの3人が主張するもう一つの共通点は、彼らの論理展開では徹底して真の家庭と真の子女様を排除しているという点である。

金栄輝の主張によると、「真のお母様がおられなければ、真のお父様は真の父母様になれない」

呉澤龍は「神様と真のお父様と真のお母様が三位一体を成して天地人真の父母になった」 と主張する。

では彼らに訊きたい。そうだとしたら、真の子女様がいない真の父母様が成立し得るのか。統一原理によると、真の夫の相対格が真の妻であり、真の妻の相対格が真の夫である。では、真の父母様の相対格は誰なのかと言えば、真の子女である。父母を父母にならしめるのは子女であって妻ではない。先に真の夫婦になって真の子女を生むことによって初めて真の父母様になることができる。

それにも関わらず呉澤龍、金栄輝、金ハンジェ、文ソニョンなどは専ら真のお母様を神様と真のお父様と同じ班列に追尊する為に根本原理を破壊し毀損する諸教説を並べているのである。

彼らの諸教説は聖書を通じて与えられた神様のみ言、創造原理的な秩序、そして真のお父様が悟らせて下さった真の愛と真の生命と真の血統の根本原理を根こそぎ破壊し、統一家に一大霊的混乱をもたらしている。

 

 (2) 神格化された真のお母様による統一教教会憲法の伝統性確保

それならば統一教の教権勢力に対し御用学者たちがこのような教理的な理論を提示している意図は何かというと、前にも述べたように、彼らは真のお母様が神様と真のお父様と同等同位同格、 一心一体一念一核一和を成し、真のお母様による全てのみ言と指示と命令は即ち神様と真のお父様のみ言と指示と命令であるという論理を合理化する為である。

それゆえ統一家の全祝福家庭は真のお母様のみ言と指示に絶対服従しなければならないという主張をしたいのだ。

真のお父様がみ言によって悟らせて下さって家庭盟誓にも含まれている絶対信仰・絶対愛・絶対服従の意味は、彼らの主張のように、主体に対する対象の服従や主従関係において必ず履行しなければならない強制的な義務事項ということではない。

寧ろ反対に、神様はご自身の創造理想に確信を持たれ(絶対信仰)、創造理想を愛され(絶対愛)、そして対象である創造理想に主体である神様ご自身を献身し犠牲となり完全投入なさった(絶対服従)という意味として、絶対信仰・絶対愛・絶対服従の意味を教えて下さった。

ところが統一教の教権勢力と彼らの御用理論家たちは真のお母様を神様と真のお父様の班列に持ち上げ神話化及び神格化し、統一家の祝福家庭にその前に絶対服従するよう強制しているのである。

統一教の教権勢力は神様であり真のお父様の立場に立たれた真のお母様を先頭に立たせ、真のお父様が「天一国が創建されるその日までしっかり掴まって行け」と語られ、「完成されたので絶対に手をつけるな」とされ、そして「可哀相な人類に下さった最後の遺言だ」と語られながら天の前に奉献までなさった八大教材教本を毀損した。真のお母様の指示事項だと言って天聖経を改悪し、平和神経を否定し、家庭盟誓を改ざんし、み言選集(594冊-615巻)を削除した。

彼らは統一教の教権勢力の打ち出の小槌になる天一国憲法を口実に統一教の教会憲法の制定を真のお母様の名前で推進している。彼らは憲法と施行法の一つ一つを真のお母様に読んで差し上げ、最終的に法案一つ一つに対して真のお母様の直筆の署名を貰っていると言う。後で発生する状況に備えて法的な根拠を残しているのだ。

もしかすると統一教の天一国憲法とその下位法である施行法は、真の父母様(真のお母様)の遺言状になるかも知れない。真の父母様が持っている全ての権限と有無形の資産に対する所有権を「最高委員会」に相続するという遺言状に今真のお母様はサインしているのではないのだろうか。

この憲法と法律では統一家のあらゆる有形無形の諸資産、主要人物、財政、政策の決定権限が全て真のお母様に帰属するようになっている。真のお母様事故遭遇時の権限代行の憲法条項によって教権勢力の打ち出の小槌である「最高委員会」が根こそぎ真のお母様の権限を独占するようになっている。

そこからは真の家庭も真の子女も排除されている。彼らが敢えて憲法において「真の家庭」を「真の父母様の家庭」という名称に固執した理由は、世俗法上の所有権と相続権を明らかにする為のものである。

彼らは憲法前文と総綱において「真の父母様」を文鮮明、韓鶴子ご夫妻に規定し、それによって憲法が保障する全ての所有権は、真の父母様として規定された文鮮明・韓鶴子ご夫妻のものになり、その延長線上において真の子女様たちは法律上文鮮明・韓鶴子家庭の一員になるのである。このように世俗法律上の関係を明確にさせる為に「真の家庭」という原理的で摂理的な用語を使わずに「真の父母様の家庭」という用語に固執しているものと見られる。

結局、天一国憲法上に明示されている「真の父母様の家庭」は法律的に所有権を持っている文鮮明・韓鶴子ご夫妻の家庭になるのだ。統一教の天一国憲法において文鮮明・韓鶴子ご夫妻は彼らが所有している統一家の有形無形の全ての資産に対する所有権と権限を「真の父母様の家庭」の息子娘ではない「最高委員会」に相続させている。

最高委員会の委員長は「真の父母様の家庭」の子女たちが担当することになっているが、これこそ真のお母様と祝福家庭をごまかす為の欺満的な述策である。まるで全てが結局は真の子女様に相続されるかのように見せかける錯視効果を狙ったトリックに他ならない。

統一教の天一国憲法と施行法律の何処にも最高委員長が最高委員会を主導することができる実権はない。委員長は最高委員の一人に過ぎない。

教権勢力は最高委員会の委員長にお父様のようなカリスマとリーダーシップを備えた真の子女様の登場を決して願わない。「真の父母様の家庭」で幼弱な子女または後孫を委員長に立て、統一教教会を統治することだろう。場合によっては憲法を改定し、最高委員会の委員長には「真の父母様の家庭」の子女や後孫がなるべきだという条項さえ削除してしまうであろう。

統一教の天一国憲法と法律上には真の家庭の為の何らの保護や保障や安全装置はない。

 

4.真と偽を分別する基準、家庭盟誓と平和神経

真のお父様は「家庭盟誓が憲法だ。家庭盟誓が憲法になるようにせよ」と語られたが、果して教権勢力が制定している統一教の教会法が天一国憲法であるか否かは、家庭盟誓を基準にして吟味してみればよいはずである。

「天一国主人・・・・」、「天宙の代表的家庭、中心的家庭」、「皇族圏」、「天宙の大家族を形成し、自由と平和と統一と幸福の世界を完成」、「神様と真の父母様の代身家庭」、「祝福を周辺に連結させる家庭」、「本然の血統と連結された・・・・」、「絶対信仰、絶対愛、絶対服従により神人愛一体理想を成し・・・・」等々。

家庭盟誓を通して祝福家庭に与えられた責務と祝福の様々なみ言が憲法と法律条項に反映されているのか。このような諸条項が反映されずに歪曲されていたら、これがどうして天一国憲法だと言えるのか。

『平和神経』において真のお父様は私たち祝福家庭に「天一国創建に向けて進む航海には数限りない難関と試練が待っている。この時に家庭盟誓が祝福家庭と人類の前を照らしてくれる灯台になってくれるであろう」と語られた。

統一教の教権勢力は真のお母様を神格化させ、その権威を利用して真のお父様が立てた全ての根本原理と天一国創建の正道を毀損した。真の家庭内に紛争と不和を起こし、真の父母様と真の子女様の間を分裂させた。真の子女様に対する不信感を助長し、祝福家庭の間にいわゆる血統承継ではない法統承継大勢論を拡げている。

教説と法律を先立たせて真のお母様を欺瞞し、祝福家庭を欺いている。

彼らが完成させようとしている理想は天一国創建にあるのではない。真の父母様をキリスト教のイエスのような信仰的対象に神格化し、祝福家庭もキリスト教信者のようにイエス様と同様の地位にある真の父母様を通した救援と天国を希望するものとして、正に自分たちはカトリックのバチカン教皇庁とモルモン教の集団指導体制と同様の機構を立てて永久的な統治の基盤を確保しようとしているのである。

この大艱難の危機を乗り越え、真のお父様が私たちに所願として残しておかれた天一国創建の新しい時代を切り開く為には、家庭盟誓を基準に分別し、統一家から教権勢力を分立する為に祝福家庭自らが立ち上がる時である。

 


[1] 「新時代平和祝祭、根源先祖(平和の王)示威教育大会」 (2005. 4. 27-5.1、麗水清海ガーデン)

[2] 97年、98年に何回か憲法制定が試みられたが、当時は祝福家庭憲法制定作業だった。

[3] ・・・・そこに正義の審判をして最後の終りの日に解決すべきことを先生がサインして決定しなければなりません。天国の憲法を中心としてです。今、憲法抄まで全て作っておきました。これが易しいことですか、何とこの無知な者たち!

梁昌植!「はい.」 そういうことを知っていますか。知っているのか訊いているではないですか。「聞きました」孝律はそれを知っていますか。 「はい、私も聞きました」 知るべきでしょう、聞いただけで出来ますか。「まだ見てはいません」知っているのなら、捜しに行かなければなりません。(509-216, 2005.10.3)

カイン国連を収拾してアベル国連を中心としてするのです。その処理はカイン国連の時にあった全て、米国の大使と国連の大使たちを合わせて一つにできれば、新しい世界に越えていく門が自動的に開かれるので、世界問題を一度に全て掃き出して天国の公的な国家創建の為の憲法を制定するのです。草案は全て作ってあります。それ皆知らないでしょう。さあ、そのことを知って、続けなさい、孝律が。「はい」 (543-49, 2006.10.25)

今、サタン世界の裁判ができる刑法のようなものを全て作ったことを知っていますか。天国の憲法を作っておきました。これからは何の時代に入って行くのですか。三権分立時代ですか、五権統一時代ですか。五権というのは、言論界と銀行家を加えるのです。全て終わって行きます、天国に備える憲法を作っておいて。許諾さえできるようになれば、あっという間にカチャカチャッと持って合わせるのです。 (596-293, 2008.8.31)

[4] 憲法に関する、裁判に関する、弁護士あるいは検事や判事の規定まで全て作っておきました。五大部局を中心として新しい国連憲法の制定です。三権分立ではなく、五権分立で新しい世の中を作る憲法の条項を全て作っています、孝律が。憲法草案について知っていますか。(見てはいませんが、み言は聞きました)君が見るとは何ごとか、私が見るべきでしょう。2013年1月13日が終わった直後から、その法どおりに生きなければなりません。多くのことを語りましたが、法どおりにできない人は離れていきます。 (609-199~200, 2009.3.10)

『天国を開く門、真の家庭』と『平和神経』ですが、これは憲法中の憲法の草案です。憲法も全て作っておきました。憲法草案を作ったものを私が読んでみると、とても膨大に拡がっています。全て準備しておきました。(610-171, 2009.4.23, 天正宮)

この本、『平和訓経』が『平和神経』になりました。神様の命令によってそうなったのですが、この本が天国の憲法草案です。 天国の憲法まで全て作っておきました。三権分立以外に何を作るのかというと、言論界と銀行家です。世界の言論界と銀行家さえ掴んでおけばどうなりますか。政治をする人々の生死之権がそこにかかっているのです。私がそういう力を持った人です。(610-223, 2009.4.24)

[5] 金孝律のこの言葉も嘘である。2005年3月3日に黄善祚会長は韓国協会長から解任され青坡洞本部教会で離任式を挙げた。2005年の天一国憲法草案作業当時、黄会長は韓国協会長ではなかった。

[6] 統一教の教権勢力は真のお母様を神格化している。「真のお母様は神様と真のお父様と一体を成した。それゆえ真のお母様の指示と命令と措置は全て神様と真のお父様のものでもあるので、無条件に絶対服従しなければならない。それには真の父母様の家庭も例外ではない」と彼らは主張する。その延長線上で自分たちが欲しいままにしている全ての非原理・反摂理的な行為や政策は真のお母様の指示であり、それは即ち神様と真のお父様の指示なので絶対服従しなければならないと主張している。彼らは特定地域の縁故を中心に主要な要職を独占している。彼らは真の父母様(特に真のお母様)を欺瞞し、真の家庭と真の子女様を排除し、真の家庭の真の子女様を分裂させて、その倫理性に泥を塗り、真の家庭を祝福家庭から分離させている。真の家庭と真の子女の権威を失墜させ、公職者と祝福家庭に真の家庭を中心とした血統承継に不信と懐疑感を抱かしめ、いわゆる法統承継を支持するように民心を誤魔化している。彼らは天一国憲法を口実にした統一教の教会憲法を制定して、結局は祝福家庭を隷属させ、永久的な独占的地位の維持と教会権力の掌握を狙っている者たちだ。

[7] 統一教の教権勢力は基元節をさらに二度も行おうとしている。勿論、真の父母様(実際は真のお母様)の指示でするのである。真のお父様が生前に語られたみ言の何処にも基元節を一回でなく二回も行うという根拠はない。彼らが発表した説教と講義を見ると、2013年1月13日の基元節で全てが完成・完結されたのである。それでも彼らはこれから全く同じ規模と形式で二度も行うというのだ。何の理由で二度もするのか、どういう名分があるのか知りたいところである。彼らの意図は様々だが、基元節を名分にして日本統一教の食口たちから獲り入れる献金にあるということは、幼子にも分かるはずである。

[8] 清心神学大学院の金振春総長が作成した資料集と見られる。

[9] 「UPI通信を中心としてこれから世界平和統一UPI中央委員会を作らなければなりません。それで大陸委員会、国家委員会など、各部局を作っておき、六大州の国家が新聞社を中心として部署別に記事内容を抜き取ることができる道を作っておかなければなりません」(00.7.6)、、<天一国憲法公聴会資料集> p.67から抜粋

[10] <天一国憲法公聴会資料集>p.67から抜粋

[11] 「そして人体における、脊髄を中心とする末梢神経は、一つの国家の政党に該当するので、理想社会における政党に該当する役割は、キリストを中心とする聖徒たちが果たすようになっているのである」『原理講論』、成和社、1986.4.9、第21版、p.453

[12] 「肺臓と心臓と胃腸が、末梢神経を通じて伝達される頭脳の命令に従って、お互いに衝突することなく円満な授受の作用を維持しているように、この三臓器に該当する理想社会の立法、司法、行政の三機関も、政党に該当するキリストを中心とする信徒たちを通じて伝達される神の命令によって、お互いに原理的な授受の関係を結ばなければならない」(原理講論、p.498、『原理講論』 成和社、1986.4.9、第21版、p.453)、 <天一国憲法公聴会資料集> p.67から抜粋

[13] 2013年の統一教天一国憲法の構成は2005年の憲法草案よりも寧ろ2008年憲法草案に近い。最も代表的な例として、2005年の憲法草案には前文の次に家庭盟誓がなかった。前文の次に家庭盟誓を入れるようになったのは 2008年の憲法草案であった。2008年の憲法草案の前文の次に家庭盟誓を入れるようになったのは、2005年から 2008年の間に真のお父様が「家庭盟誓が即ち天一国憲法だ」とのみ言を何度も語られたため、そのみ言の主旨を活かしたのである。

[14] 前文

・・・・神様は延長された長年の復帰摂理歴史を経て文鮮明・韓鶴子ご夫妻を人類の救世主・メシヤ・再臨主・真の父母としてこの地に送った。真の父母様であられる文鮮明・韓鶴子ご夫妻は人類が失ってしまった神様のみ言を探し出し全世界に宣布し、全ての宗教の理想を成し遂げて神様の真の愛・真の生命・真の血統を永遠に天宙的に定着させ相続して下さった・・・・

第1章 総綱

第2節 真の父母様

第4条 (真の父母様)

1.真の父母様(文鮮明・韓鶴子ご夫妻)は神様と一心・一体・一念・一核・一和を成した完成実体としての人間始祖である。

 

[15] 統一教の教権勢力は、行政-天政院、立法-天議会、司法-天法院、銀行-天財院、言論-天公院として五権を表記している。

[16] 統一教の教権勢力が制定を推進している天一国憲法の下位施行法の一つである「天一国最高委員会運営に関する法律」には最高委員会の審議議決事項がさらに詳細に列挙されている。この施行法を統一教の教権勢力は徹底的に秘密に付している。

天一国最高委員会運営に関する法律

第1章 総則

第3条(審議・議決事項)

最高委員会は「天一国憲法」に従い次の事項を審議・議決する。(1)真の父母様の指示の履行に関する事項;(2)天一国の正体性と理念に関する事項;(3)天一国国民の権利・義務・信仰に関する事項;(4)天政院・天議会・天法院・天財院・天公院が上程した事項;(5) 天一国憲法の改定に関する事項;(6)天政院摂理機関長の任命提案;(7)天議会の臨時会議要請;(8)天法院の法官任命提案;(9)天財院委員任命提案;(10)天公院委員任命提案;(11)真の父母様事故遭遇時に関する事項;(12)世界会長事故遭遇時に関する事項。

 

[17] 第1章 総綱

第3節 天一国 第10条(主権)

1.天一国の主権は神様と真の父母様に起因する。

2.天一国の主権は天一国国民を通じて実現される。

 

[18] 国民の中には「真の父母様の家庭」と「祝福家庭」が含まれている。全て最高委員会の下に置かれている。

 

[19] 第2章 天一国国民

第17条(権利)

1.天一国国民は法の前に平等であり、性別・年齢・身分・所有・人種などによって差別されない。

2.天一国国民は法律が定めるところによって選挙権と被選挙権を持つ。

3.天一国国民は法律が定めるところによって天一国の関係機関に請願する権利を持つ。

4.天一国国民は憲法と法律が定めた法官によって法律による裁判を受ける権利を持つ。

5.天一国国民は三大祝福を完成する為の教育を受ける権利がある。

6.天一国国民は公職者になることができる権利を持つ。

7.天一国国民は訓読家庭会長と氏族メシヤになることができる権利を持つ。

8.天一国国民の基本的な自由と権利は憲法に列挙されていない理由により軽視されない。

9.天一国国民の権利は天一国の定着と完成の為に必要な場合に限り法律で制限することができる。

[20] 1997年6月5日:祝福家庭祝福執礼権伝授

1999年10月10日:第4次アダム圏時代進入と祝福家庭直系子女祝福時代

2000年9月24日:文興進様と文顯進様に真の父母様が祝福権を委譲

2001年1月1日:祝福中心家庭報告時代、祝福家庭直系子女祝福権伝授

それ以外に祝福中心家庭と天一国主人、その祝福の中には直系子女と氏族に対する祝福権と相続権が含まれていることを 『文鮮明先生み言選集』の随所で語られている。

[21] 真のお父様は生前に唯の一度も公的資産を真の父母様のものだと語られたことがなく、神様と人類の公的資産であると語られた。このような前題の下で脱線、心情染躪、公金横領の禁止を祝福家庭が守らなければならない三大天法として宣布した。

[22] この法律を準備している者たちは、「心神喪失」に関する法律用語の解釈を「天一国最高委員会運営に関する法律」の脚注に付けた。

参照1 : 心神喪失とは: (法律用語辞書)

* 心神障碍によって事物を弁別する能力がない、または意思を決定する能力がない状態を言う。

[23] 第27条(委員長・副委員長)

1.天一国最高委員会の委員長は真の父母様の家庭の中から真の父母様が任命し、天政院の世界会長職を兼ねる。

2.天一国最高委員会の副委員長は真の父母様が任命し、委員長が止むを得ない事由で職務を遂行することができなかったり委員長の委任がある場合はその職務を代行する。

3.委員長と副委員長は法律が定めるところに従いその任命権者が解任することができる。

4.委員長と副委員長は無給で奉職する。

 

[24] 第3章 天一国最高委員会

第27条(委員長・副委員長)

1.天一国最高委員会の委員長は真の父母様の家庭の中から真の父母様が任命し、天政院の世界会長職を兼ねる。

 

[25] 第4章 天政院

第38条(世界会長)

1.世界会長は天政院の首班として法律が定めるところにより全ての行政機関・諮問機関・摂理機関を指揮及び監督する。

2.世界会長は憲法と法律が定めるところにより真の父母様が任免する。

 

[26] 天一国最高委員会運営に関する法律

第2章 委員

第6条(委員長)

1.委員長は最高委員会を代表し、会議を召集及び主宰し、業務を統括し、事務局長及びその他の所属公職者の任免権を持つ。但し、事務局長の任免は最高委員会の決議を得なければならない。

[27] 第2章 天一国国民

第2節 真の父母様の家庭と祝福家庭

第21条(真の父母様家庭)

1.真の父母様の家庭とは、真の父母様の後孫とその配偶者である。

2.真の父母様の家庭は真の父母様との絶対信仰・絶対愛・絶対服従の関係性によって価値を持つ。

第22条(真の父母様の家庭の義務)

1.真の父母様の家庭は真の父母様の伝統を相続し、これを継承する為の侍る生活をしなければならない。

2.真の父母様の家庭は模範的な品格を備えなければならず、真の父母様のみ言に順従する生を生きなければならない。

 

[28] 第3章 天一国最高委員会

第26条(構成)

1.天一国最高委員会は 13人で構成される。

2.構成員は委員長1人、副委員長1人、充て職委員4人、任命職委員及び選出職委員7人とする。

 

[29] その数が何人なのか憲法と施行法の何処にも明示されていない。

 

[30] 第5章 天議会

第45条(構成)

1.天議会は議長、副議長、充て職議員、選出職議員、氏族メシヤ議員から構成される。

2.天議会議員の数は法律で定めるが、議長と副議長を含めて 210人以内とする。

 

[31] 第5章 天議会

第47条(議員)

1.充て職議員は各国の国家メシヤ及び国家会長の代表から構成される。

2.充て職議員と選出職議員の選出方法と資格要件などは法律で定める。

3.氏族メシヤ議員は法律が定める要件を備えた氏族メシヤの代表によって構成される。

 

[32] 『真のお母様生涯路程』、統一教、成和社、2012. 1、p.277

呉澤龍の主張によれば、天地人真の父母様が合成一体化する 2012年1月23日(天基3年1月1日)の「天地人真の父母様聖婚式」は真のお母様が「神様の夫人の座」に上る日でもある。ところが2012年1月23日当日、天福宮におられた真のお父様は激怒され、全ての行事を取り消されてしまわれた。呉澤龍の主張どおりならば、この日の行事は天宙史的な意味を持った行事なので、真のお父様は必ず行わなければならない。ところが、何故真のお父様は激怒と共に全ての行事を取り消されてしまわれたのだろうか。

「2003年に挙行された『天地父母様聖婚式』だ。真のお母様は『天地父母様天一国開門祝福聖婚式』を通じて『女王の座』を完成し、2006年6月に挙行された『天正宮入宮・戴冠式』を通して『実体神様』の座を完成した。真のお母様は『天宙平和の王戴冠式』を通じて『実体神様』の座に上られ、神様は真のお母様の体を使われたのである」 上記書籍、p.277

 

[33] 上記書籍、pp.234-279

[34] 上記書籍、pp.285-396

[35] 金ハンジェと文ソニョンはフェミニズムの中でも急進的フェミニズム(性別と性活動)に分類される Mary Daly、Beyond God the Father: Toward a Philosophy of Women’s Liberation、メアリー・デイリー、『天の父を越えて』に影響を受けているものと見られる。(『真のお母様生涯路程』 統一教、成和社、2012. 1、p.328)

 

[36]前文

・・・本憲法は神様と真の父母様に侍り、宗教、国境、人種、文化などの壁を超越する真の愛の心情文化を燦然と花咲かせる中で完全な男女平等を追求し和合を導く満場一致制を志向する・・・

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投稿者: : 2013年12月17日 投稿先 未分類

 

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