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2)UCI訴訟代理人トッチーニ法務法人の報告書


(注:ブラジル土地関連UCI訴訟代理人トッチーニ法律事務所の報告書)

 

 

日付: 2010年7月8日
受信者: AFUPM – “連合”
宛先: AFUPMならびに世界的統一運動関係者
送信者: ジオバンニ・エットレ・ナンニ
件名: ブラジルにおける”連合”の現在の法的状況

  1. 1.       序文

 

2008年7月までは、ブラジルにおける世界平和統一家庭連合(Associação das Famílias para Unificação e Paz Mundial 略してAFUPM 或いは”連合”)の状況は極めて悲惨であり、AFUPMの財政的、法的な健全性は深刻な問題を抱えていた。UCIは、連合を正しい道へと導くための何らかの手段を講ずることにより、ますます破局へと向かっていく流れを逆転するため、介入することを決定した。

 

当時、連合が遭遇していた窮状の例として、主にマットグロッソ・ド・スルの法廷に提出された多くの訴訟に巻き込まれていたことを挙げることができる。その訴訟を担当していた弁護士の幾人かは、報告書や申し立ての内容のコピー等を連合側に渡さなかったために、連合の代表者が、状況をコントロールすることができない状態であった。マトグトッソドスル州の連合名義の資産のほぼ全体と、その他の州の資産のいくつかが、訴訟の原告側によって債務を保証するために差押えられていた。連合の財政状態も惨憺たるものであり、税金や、環境保全罰金、弁護士費用等をはじめとする債務に対処する収入源はどこにもなかった。

 

その時点で、マットグロッソ・ド・スルで最も問題となっていた資産は、連合とその弁護士アントニオ・アウグスト・デ・ソウザ・コエルホ(アントニオ・アウグスト)両者の間で署名された契約書の影響下にあった。その契約書によれば、上記の弁護士はその土地を自分自身或いは第三者に売却する権限を保有することになっていた。土地はどんどん売られたが、連合はそれに関して何も受け取らなかった。その契約が不公平であり、連合にとって絶対的に不利であったことは明白である。

 

手短かに言うと、連合は以下のような、問題となる訴訟に巻き込まれていた:

 

(i) 五件の税金滞納による差押え、総額約R$31,500,000.00(2009年12月現在)

 

(ii) 五件の税に係る行政訴訟、総額約R$32,900,000.00 (2010年4月現在);

 

(iii) 一件の争点となっている約R$150,000,000.00に関する調停訴訟;

 

(iv) 二件の訴訟、フィグエイラ農場とモラリア農場の資産移転に関わるもの、総額約R$74,000,000.00;

 

(v) デビッド・モウラ・デ・オリンド(デビッド)によって提訴された訴訟9件、総額約R$10,000,000.00;

 

(vi) ウィルソン・フランシスコ・フェルナンデスにより提訴された訴訟5件、総額約R$2,700,000.00;

 

(vii) ラウラ・クリスティナ・リッチ、クリストバオにより提訴された訴訟1件、総額約R$600,000.00;

 

(viii) 最終判決の執行一件、総額約R$70,000,000.00;

 

(ix) 環境問題に関連する民事訴訟5件:3件はニューホープ・ファームに関するもの、一件はホテル・アメリカーノ、もう一件はサロブラ・ファームに関するものであり、これらの訴訟に関わる総額はかなりの金額であるが、その金額を推定するのは非常に難しい;

 

(x) その他、関連性のうすい訴訟

 

  1. 2.       トッチーニフレイア・アドボガドス社により提供されたサービス

 

UCIが連合を援助するに当たって、最初に行ったことはトッチーニフレイア・アドボガドス社を雇ったことである。それとともに、いくつかの方策が講じられ、連合が巻き込まれている全ての問題をまず特定すべく調査が開始された。問題が広範囲に及ぶ上、複雑な事情が絡み合っていたため、完全な目録を作成して分析するのに4ヵ月以上を要した。UCIとトッチーニフレイアによって明らかにされた問題とその解決法のいくつかを簡潔に列記してみる。

 

2.1.       不動産の地権争い

 

混沌として、収拾のつかない状況になっている一つの原因は、かつて連合が元弁護士のアントニオ・アウグストと合意書を交わすという決定を下したことである。連合が元弁護士から説得されて、一切の法的助言なしに、誤って署名してしまったその合意書により、マットグロッソ・ド・スルに存在する、連合所属の農場の殆ど全てを売却する権限が、基本的にアントニオ・アウグストに与えられてしまっていたのである。

 

言い方を変えれば、連合は、R$25,000,000.00を超えない借金と負債を引き受けるのと引き換えに、ほぼR$150,000,000.00に相当する46,000ヘクタールの土地の管理権及び/または所有権を譲渡したのである。(アントニオ・アウグストは、この借金の総額を、実際の金額の十倍以上の金額であると連合に信じ込ませたのである。)事実、アントニオ・アウグストは連合に属する農場をいくつか売却し、残りの全てに対しても、売却に必要な全ての手続きをとっていた。

 

そこでUCIは、直ちにトッチーニフレイアに連合を代表する権限を与えて、差押え命令を要請し、その要請は承諾された。その差押え命令は、アントニオ・アウグストがマットグロッソ・ド・スルにある連合に属する農場を売却するのを妨げてきた。それと同時並行して、連合が署名した合意及び、連合を代理してアントニオ・アウグストが行った全ての行為(これらの行為により、連合の資産は計り知れない損失をこうむった)の無効化及び/またはアントニオによるその合意の破棄を要求する仲裁手続きも開始された。

 

最近、非常に有利な判決が下った。合意は廃棄され、連合は全ての資産を取り戻したのである。唯一の例外は、合意の中に入っていなかったファゼンダ・リオ・ブランコの資産である。これは二年がかりの手続きであり、トッチーニフレイアとUCIが相当に投入してきたものであるが、最終的判決はこちら側の大勝利であった。

 

その上、過去数年にわたり、連合の所有する農場のいくつかは、侵入を受けたり、第三者によって占拠されたりしていた。状況は収拾がつかず、該当地域を占拠者によって奪われる心配もあった。UCIとトッチーニフレイアは、占拠者を特定し、土地の損失を避けて該当地域を再所有するために必要な措置を取ってきた。

 

 

2.2.       元弁護士の論争

 

UCIとトッチーニフレイアは、正式に連合を代表し、元弁護士であるデビッドによるもう一つの不正行為を阻止することに成功した。アポリナリオ・アダムズ・デ・ソウザ(”アポリナリオ”)が連合に対し、約R$70,000,000.00という法外な額の差押えの訴訟を提訴していた。そこでデビッドは、連合を代理して、それに対して”弁護”すべく、総額はほぼR$40,000,000.00になるべきだと主張した。ところがアポリナリオによって提訴された金額も、デビッドによって認知された負債の合計R$40,000,000.00も、どちらも正当な根拠がなかった。

 

トッチーニフレイアは、デビッドにより連合を代理してなされた不正な弁護を無効にするように訴え、徴収された負債の全体に対する正式な反論を提示した。それに対する判決はまだ下されていないが、いずれにしてもこの訴訟に対するデビッドの行為は全て無効にするようにと、下級裁判所の判事が宣告し、現在のところ徴収の手続きは停止されている。

 

このような訴訟に関係した人々全部に対して、民事的手段がとられているだけでなく、これに関しては刑事裁判に訴える方向も検討されている。

 

さらに、UCIが連合の状況の管理を引き受けた時には、デビッドにより提訴されていた訴訟が9件あり、総額にして約R$10,000,000.00の金額が関わっており、同じく元弁護士のウィルソン・フランシスコ・フェルナンデス(”ウィルソン”)によって5件の訴訟が提訴されており、総額にして約R$2,700,000.00、さらには同じくもと弁護士のラウラ・クリスティナ・リッチ・クリストバオ(”ラウラ”)によって提訴されていた訴訟は1件、総額にして約R$600,000.00であった。これらの全ての訴訟において、連合が払うべき弁護士料が言及されているが、実際には当時これらの訴訟は弁護士によっては取り扱われていなかったのである。しかしこの弁護士料こそ、連合の資産と不動産物件が差押えられ、喪失していった原因であった。UCIが介入することにより、これらの全ての訴訟はトッチーニフレイアによって処理され、その時点で多くの勝訴が勝ち取られ始めた。重要な点を指摘すると、UCIの指示で、トッチーニフレイアの援助のもとに、連合はデビッドと彼の会社、そしてラウラを相手取って、彼らが起こした訴訟の幾つかを無効にするようにと提訴した。それは連合が彼らによって過ちへと誘導されたからである。

 

2.3.       環境問題

 

環境問題に関係して、過去において環境局から連合に対していくつかの罰金が課せられていたことが確認され、現在UCIがこれらの件に対処している。

 

しかも、トッチーニフレイアの調査によりわかったことは、当時連合に対して環境問題に関する公的な民事訴訟が5件提訴されていたが、これを連合は全く無視しており、そのため有罪宣告と高額の罰金を課せられかねない非常に危険な状態であった。

 

それで、そのうちの一件に対し、トッチーニフレイアは、連合に対して下されていた不利な判決を覆すために、上級裁判所に上訴した。この訴訟は中断され、UCIは非常に妥当な合意にこぎつけ、その合意は検察側との間でまもなく決着がつく予定である。

 

もう一つの件では、環境的に損害を受けた地域を回復するためのプロジェクト案を作成するために、UCIによって技術者が雇用され、作成された案を検察側に提出して、一件を落着させる予定である。連合側が、川沿いの永久保全区域に現存している全ての建造物を除去すれば、速やかに問題解決がもたらされるというのがトッチーニフレイアの理解であるが、UCIは、ここは連合にとっては宗教的聖地であると主張し、これらの建造物を保全しうる適切な合意を模索中である。

 

もう一つの件は、トッチーニフレイアの援助によりUCI側が条件を交渉し、連合側と検察側の合意が成立して訴訟は落着した。

 

強調すべきことは、このような法的訴訟に対して投入された労働量は相当なものであるが、その量を見積もることは非常に困難だということである。UCIとトッチーニフレイアは、連合に大きな勝利をもたらすことに成功した。

 

2.4.       税金問題

2.4.1.     納税に関する訴訟手続き

 

連合が関わっている納税義務に関しては、トッチーニフレイアは、農地不動産税の未払いの疑いのある分を徴収することを狙って国庫が提訴している5件の税金滞納による差押え請求(約R$50,000,000.00)に対して、弁護を申し立て、現在もそれに対処している。

 

一つの件に関しては、下級裁判所による有利な判決が既に下されており、それは約R$2,500,000.00が関わっている。連邦下級裁判所は、連合を代理してトッチーニフレイアが提出した書類と申し立ては、連合が免税資格授与に関する法で定められた要求を満たしていることを十分に立証しうるという理解のうえで、連合の免税資格を認めた。

 

この有利な判決は、農地資産税徴収に関する他の係争中の税金滞納による差押え訴訟(潜在的にはR$47,500,000.00の負債総額)に対して、影響する可能性がある。というのは、その弁護の根拠は同じだからである。そしてこれは、同じ対象に関係する他の如何なる税金滞納による差押え訴訟に対しても同じことが言える。(トッチーニフレイアは、国庫によって提訴された新規の税金滞納による差押えの訴訟をも継続して調査している。)

 

ブラジル国税庁から既に課せられた農地不動産税の処理に加えて、UCIとトッチーニフレイアは、永久保護区域と法的に定められた保護区域を適切に指定するために、連合に属する農地不動産の地質調査と登録を含んだ膨大で複雑な仕事をまとめている。適切な登録と地質調査は、既に課せられている農地不動産税の負債のいくつかを軽減するために義務付けられており、かつ農地不動産税を含む新たな負債が生ずるのを避けることにもなる。

 

2.4.2.     納税に関する行政手続

 

トッチーニフレイアは、各種の連邦税(IRPJ、CSLL、COFINS、PIS)を徴収するために国税庁が発令した5件の納税に関する行政手続を扱っている。

 

IRPJ、CSLL、COFINS、PISなどの税は、連邦の税当局が、連合の免税資格を停止するという決定を下したことを理由に課せられている。トッチーニフレイアは、そのような徴税の対象である負債の徴収に対しては既に時効が成立していることを主張すると同時に、連合が法的基準を満たしているので、連合に対する免税を適用することを主張して、抗弁している。免税の適用可否を論じるために、このような訴訟は連合にとっては極めて重要である。

 

最近、トッチーニフレイアにより、農地不動産税に関する訴訟において、下級裁判所で部分的に有利な判決が下り、それによって徴収されていた税の一部が帳消しとなった。これは連合に利益をもたらすであろう。残念ながら、そのような判決の結果としてどれくらいの利益があるかを見積もることは、上級裁判所での追認がない現時点では不可能であるが、下級裁判所での判決自体は実によい知らせである。その判決の中で連合に不利な部分を修正するために上級裁判所への上訴が提訴されており、これに関してはトッチーニフレイアが綿密に追跡管理を継続している。

 

2.5.       不動産物件

 

連合の所有する不動産物件に関しては、UCIとトッチーニフレイアが、連合所有の全物件を含んだ目録を作成している。その目録には、それぞれの法的なそして書類上の原状、そしてそれが売却されたか抵当に入れられているか等の説明がされている。以前には存在していなかったこの目録により、連合はそれぞれの不動産物件の状況を明確に把握することができるようになった。

 

仲裁手続きのため、そして不動産物件が第三者特にアントニオ・アウグストに譲渡されるのを避けるために、トッチーニフレイアは、差押え命令を受けた全ての不動産登録を停止した。この措置により、連合が全ての不動産物件に対して所有権を保持することができるようになった。

 

その後、仲裁手続きの最終判決により、合意の廃棄が決定され、合意の影響下にある全ての資産が連合側に戻った。

 

UCIとトッチーニフレイアの措置により、農場の地質調査はUCIが雇用した技術者達によりほぼ終了した。農場の地質調査を完了することにより、INCRAによる農場の規則化や、農場の農地資産税の免除、ならびに連合による農場の自由処分が可能になる。

 

  1. 3.       結論

 

要約すると、トッチーニフレイアがUCIと合同で取った措置により、膨大な額の出費を避けることができ、何千ヘクタールもの土地を失うことも避けられた。

 

UCIとトッチーニフレイアは、週毎のコンファレンスコール(普通一時間以上)をもち、更新された情報の確認、法的戦略と方向性などを討議している。

 

例をあげれば、トッチーニフレイアとUCIは、約R$150,000,000.00に相当する46,000ヘクタールの資産の喪失を、上述の禁止命令で回避した。

 

その後、トッチーニフレイアとUCIのめざましい働きにより、連合にとって最も重要な勝利がもたらされた:仲裁手続きの判決が下り、連合は、合意の影響下にあった全ての資産を取り戻したのである。

 

それに加えて、トッチーニフレイアは、UCIの援助の下に、元弁護士によって提訴されており、連合がR$ 40,000,000.00の負債を持つと誤って認めていた弁護の無効を訴えた。上述のように、一つの判決がまだ下されていないが、その結果如何にかかわらず、この件に関する元弁護士の行為の無効性は既に下級裁判所の判事により宣告されており、現在のところ徴収手続きは停止されている。

 

それに加えて、連合はもう少しで仲裁裁定を達成するところであった。連合に対する不利な決定を覆すために上級裁判所に上訴し、検察側との合意がなされようとしている。

 

そのほかの環境に関する訴訟では、(i)トッチーニフレイアとUCIの援助の下に、検察側との合意が成立し、訴訟が終了した。そして(ii) UCIは現存の建造物を維持しつつ損害を受けた地域を回復するためのプロジェクトを企画するために技術者を雇用した。そのプロジェクトの草案は、もう一つの環境に関する訴訟を解決するために、検察側に提出される予定である。

 

ブラジルでは、農村地域の状況を組織化し、農場の農地不動産税(ITR)の免除や資産の自由処分を可能にするためには、地質調査の手続きが義務付けられていることを知ってもらう必要がある。

 

連合は、何年も前に技術者を雇い、農場の地質調査の手続きを進めるべきであったが、その複雑な仕事に対して支払う資金が無かった。

 

そういう理由で、連合の所有する全ての農場の地質調査を進めるために、UCIは技術者を雇用した。とりわけ地質調査がされていないという理由で、購入と支払いが終わっているにもかかわらず旧所有者の名義になっている土地を連合の名義に変えるために、これが必要であった。

 

トッチーニフレイアとUCIの取った措置により、殆どの農場において地質調査の手続きはほぼ完了した。

 

連合が関係する納税義務に関しては、トッチーニフレイアとUCIは、国庫により既に提訴されている約R$50,000,000.00を含む未払いの農地資産税を徴収することを狙った5件の税金滞納による差押え訴訟に対して、現在、抗弁を申し立てているところである。

 

約R$2,500,000.00が要求されていた一件に関しては、既に下級裁判所において有利な判決が下った。連邦下級裁判所は、連合の免税資格を認めたので、もしもこの有利な判決が、ITR税の徴収に関連するその他の係争中の税金滞納による差押え訴訟に影響を与えれば、連合は、R$47,500,000.00の支払いを免除される可能性がある。

 

UCIとトッチーニフレイアが連合の財産を保護するために必要なあらゆる手段を講じ、例を挙げれば仲裁手続きを通してR$150,000,000.00に相当する資産の全てを回復した場合のように、その仕事に成功しつつあるのは明白である。万が一AFUPMにより、この仕事から手を引くように強制されない限りは、ブラジルにおける連合の立場を守るために、UCIとトッチーニフレイアは、仕事を継続するつもりである。

 

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